西バルカン基金及び西バルカン地域青年協力機構に対する在外公館長表彰

令和7年12月3日

 12月3日(水)、加藤大使は西バルカン基金(WBF)及び西バルカン地域青年協力機構(RYCO)に対する在外公館長表彰授与式を執り行いました。フィノ(Ms. Megi Fino)欧州外務副大臣、西バルカン地域の当地外交団の臨席の下、加藤大使から、ムラ(Dr. Gjergj Murra)WBF事務局長及びオブラドビッチ(Mr. Vladimir Obradovic)RYCO事務局長に表彰状が授与されました。
 
 

 2015年に西バルカン地域内協力促進を目的として設立されたWBF(本部:ティラナ市)との間で、我が国は、「西バルカン協力イニシアティブ」(2018年、安部元総理提唱)の一環として、2019年以来毎年、西バルカン地域内の融和・協力を推進する目的で、同地域が抱える諸課題への対処に係る地域シンポジウムの実施を委託事業として行ってきており、本2025年度で7回目となります。
 また、2016年に西バルカン地域内の青年交流を通じて同地域における融和と協力推進を目的として設立されたRYCO(本部:ティラナ市)には、2018年から、日本外務省が進める欧州地域と我が国の青年交流促進のためのMIRAIプログラムへの西バルカン側参加者の募集・選考において協力いただいています。
 
 

 授与式において、加藤大使は、WBF及びRYCOが、我が国の「西バルカン協力イニシアティブ」の具体的取組において重要なパートナーであること、また両団体が、西バルカン地域内の協力や和解の促進に日頃から果たしている役割に加え、日本と西バルカン地域の協力促進と相互理解増進に多大な貢献を果たしていることを讃え、その貢献に敬意を表しました。
 ムラWBF事務局長及びオブラドビッチRYCO事務局長からは、それぞれ、今回の在外公館長表彰への感謝の意とともに、引き続き各機関の活動を通じて西バルカン地域内の融和と協力、また、日本と西バルカン地域間の関係強化と相互理解の増進に貢献していきたい旨述べられました。
 
 

 授与式の後、宮下公邸料理人が準備した和食、各種日本産酒類を楽しんでいただきつつ、出席者間で歓談が行われました。