西バルカン基金との協力事業に関する署名式の実施

令和7年10月28日

 10月28日(火)、加藤大使は西バルカン基金(WBF)のムラ事務局長(Dr.Gjergj Murra)との間でシンポジウム「バルカン半島を牽引する-ディアスポラの地域リーダー(♯LeadBalkans-Regional leaders of diaspora)」実施の業務委託に関する契約書に署名を行いました(於:WBF事務局)。
 

 本プロジェクトでは、域外への人材流出が深刻な西バルカン地域において、同地域の均衡ある発展を達成するため、同地域にルーツを有するディアスポラの知見の共有と関係者間の関係構築、そして域内の若手リーダーの育成に焦点を当て、西バルカン諸国の中央政府、EU域内のディアスポラ、有識者、メディア、一般市民等の様々な関係者の参加を得てシンポジウムを実施するものです。日本政府は、このプロジェクトのため、WBFに対して51,000ユーロを支援します。
 
 
 
 このようなWBFへの日本の支援は、2018年1月に安倍総理(当時)が発表した「西バルカン協力イニシアティブ」の一環であり、EU加盟を目指す西バルカン諸国に対する経済社会改革の支援と西バルカン地域内の協力促進を目的としています。
 

 署名式において加藤大使は、本プロジェクトは、西バルカン地域と同地域にルーツを有するディアスポラにおける若者達のエンパワーメントを目指す革新的な取り組みである旨述べ、イベントの成功に向けて西バルカン基金及び事業関係者と緊密に協力していくことを確認しました。