西バルカン基金との協力事業(偽情報時代をナビゲートする)に関する署名式の実施
令和5年9月6日


8月30日、髙田大使は西バルカン基金(WBF)のムラー事務局長とともに、「偽情報時代をナビゲートする」プロジェクトに関する契約書に署名を行いました。
本プロジェクトでは、偽情報に関わる課題を特定し、政治家、政府関係者、学術関係者、メディア、一般市民等の参加を得て西バルカン地域における偽情報対策を目的とした地域セミナーを開催されます。日本政府は西バルカン基金に対し最大53,000ユーロを支援します。
この日本の支援は、2018年1月に安倍総理(当時)が立ち上げた「西バルカン協力イニシアティブ」の枠組みに基づくもので、EU加盟を目指す西バルカン諸国に対する経済社会改革の支援と西バルカン地域内の協力促進を目的としています。
日本は、EU加盟を目指す西バルカン地域の協力促進を支援するという共通の目的をもつ西バルカン基金との協力を重要視しています。日本はこれまでに西バルカン基金に対し4度支援を行ってきており、今回の協力事業は5回目となります。
署名式において、髙田大使とムラー西バルカン基金事務局長は、世界的な課題となっている偽情報への対応というテーマでのセミナーは、西バルカン地域のみならず周辺地域全体へも裨益するイベントなることを期待する旨述べ、イベントの成功に向けて協力していくことを確認しました。